Macにローカル開発環境を構築する
先日、MacBookAirから相棒を新調しました。
MacBookPro 13inch 念願のRetinaディスプレイです♡
以前からMacを利用していた方が買い替え購入時にきっと同じ悩みを抱えるであろう…「以前よりもより良い使い方はできないか」という悩み。
開封後、初めての起動でニヤニヤしながら、この悩みに直面しました。笑
必要なアプリケーションの精査と移行は当たり前ですが、一番頭を悩ませたのが「ローカルでの開発環境をどう構築するか」です。
以前までは、MAMPで事足りる範囲でしかローカルでの作業をせず、サーバサイド言語を用いた開発が必要なときは、公開中のサーバを利用して開発をしてましたが、今回は、きちんとローカルで、公開中のサーバと同じ設定をローカルでも構築し、いつでもどこでも開発出来る素晴らしいエンジニアリングライフを満喫するためのツールに、買いたてのMacを仕上げたいと思います。
開発環境の構築
VirtualBoxをインストール
仮想環境を構築できるソフトウェア、VirtualBoxを公式サイトからダウンロードしてきます。
以下、公式サイトのトップページ。
OS X「amd64」というアンカーテキストがあるので、クリックしてください。(※注意)
クリックすると、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら、早速インストールを開始します。
インストールは、「Virtualbox.pkg」というパッケージファイルをダブルクリックすると開始されます。
インストールが開始されたら、設定はカスタマイズせず、デフォルトで手順通りに進めてください。
無事、「インストール完了」というメッセージが表示されたらVirtualBoxのインストールが完了となります。
私の環境では、最新版のVirtualBoxだと、Vagrantが起動できず結局4.3.30という少々古いバージョンでインストールをし直すことになりました。
▼Vagrantがコケて動かない…はVirtualBoxのせいだった
Vagrantをインストール
開発環境の構築と共有を簡単に行うことが出来るツールVagrant を公式サイトからダウンロードしてきます。
以下、公式サイトのダウンロードページ。
こちらもVirtualBoxと同様に、MAC OS XのVagrantをダウンロードしたいので、対象項目を選択してダウンロードを開始してください。
ダウンロードが完了すると、インストーラーが開きます。
開いたインストーラーの中にある、「vagrant.pkg」をダブルクリックし、基本的にはデフォルトの設定のまま進めてください。
「インストール完了」というメッセージが表示されたら、無事Vagrantのインストールが完了となります。
インストールが完了したら、次はターミナルを起動して、しばらくは黒い画面での作業になります。
まずは、ユーザーディレクトリに移動してください。
ken10:~ ken10$cd -
CentOSのイメージを追加
ken10:~ ken10$vagrant box add centos6.5 http://opscode-vm-bento.s3.amazonaws.com/vagrant/virtualbox/opscode_centos-6.5_chef-provisionerless.box
これで、VagrantのBOX内にCentOSを作成するイメージファイルが生成されます。
その後、VagrantでOSを管理するためのディレクトリを作成してください。 ここでは、サンプルとして「MyVagrant」というディレクトリを作成します。
MyVagrantディレクトリを作成
ken10:~ ken10$mkdir MyVagrant
作成した「MyVagrant」ディレクトリに移動します。
MyVagrantディレクトリへ移動
ken10:~ ken10$cd MyVagrant
移動したら次にCentOSのインストールです。
CentOSを管理するためのディレクトリを作成
ken10:~ MyVagrant$mkdir mycentos
サンプルとして、「mycentos」というディレクトリを作成いたしました。
この名前は好きな名前で問題ありません。
作成したディレクトリへ移動
先程作成したCentOSを管理するためのディレクトリへ移動いたします。
ken10:~ MyVagrant$cd mycentos
無事、移動が完了すると以下のような表示になるでしょう。
ken10:~ mycentos$
Vagrantを起動する
ken10:~ mycentos$vagrant init centos6.5
これで、CentOS6.5を起動する環境を作ります(※初期化)
ken10:~ mycentos$vagrant up
環境が作り終えたらVagrantを起動します。
WEBサーバーを立てて、ブラウザで確認できる状態にしたい場合は、Vagrantファイルを以下のように編集する
ken10:~ mycentos$vi Vagrantfile
「vi」コマンドで、対象のファイル内を開き「i」を押下すると、「INSERTモード」という編集できる状態になりますので、開いたら下記文言の対象箇所を編集してください。
</pre> <pre><code class="language-ruby" data-lang="ruby"><span class="c1"># Vagrantfile</span> <span class="n">config</span><span class="o">.</span><span class="n">vm</span><span class="o">.</span><span class="n">box</span> <span class="o">=</span> <span style="color: #ff0000;">"<span class="s2">centos6.5"</span></span> <span class="n">config</span><span class="o">.</span><span class="n">vm</span><span class="o">.</span><span class="n">network</span> <span class="ss">:private_network</span><span class="p">,</span> <span class="ss">ip</span><span class="p">:</span><span class="s2">"192.168.20.10" 先頭についている「#」を削除してください</span></code></pre> <pre>
編集が完了したら、「esc」エスケープキーを押下し、編集モードから閲覧モードに切り替えるために「:」を押下ください。
Vagrantのリロード
Vagrantファイルを編集したので、一度Vagrantの電源をOFFにして、から起動をし直してください。
編集した内容で設定ファイルが読み込まれます。
# Vagrantfileを更新したのでリロード $ vagrant halt $ vagrant up
Vagrantが起動しているかSSHで確認
Vagrantで起動した仮想環境のサーバーにSSHで接続するのは、簡単!
</pre> <pre>ken10:~ mycentos$vagrant ssh</pre>
上記の通り、vagrant upを実行した後、vagrant sshでsshログイン出来ます!
ログインが確認出来たらローカル開発環境は構築完了となります!
少々複雑で大変手間にはなりますが、Vagrant+VirtualBoxで仮想環境を構築しておくと、OS丸ごと入れ替えたり新規でインストールし直したりが凄く楽になるので、ぜひぜひこちらの方法でお試しいただければ幸いです。
それでは、良きローカル開発ライフをーーーーー!