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シリコンバレーの最新WEBトレンドと特徴

シリコンバレー発のサービスはやっぱり面白い

シリコンバレー発のサービスがWEB界隈全体の最新トレンドとなることが多い。

それは、シリコンバレーそのものがサービスをリリースする本数が多いから。それだけではない。

単純に、「面白い」サービスが多いから目につくのだ。

では、その「面白い」とは何か。

今回はそのシリコンバレーから生み出されるWEBサービスの特徴について考えてみた。

 

引き算の考え方

シリコンバレー発のサービスは、引き算の考え方が多い。

引き算の考え方とは、今まであったものの一部の機能を取り除く、または反対の考え方でシンプルにしたもの。そこに新たな価値を見出し、特化したものが多い。

このWhisperもそうだ。

 

最近、アメリカの若者のFacebook離れが著しい。

それはなぜか。

実名制というのが、Facebookの特徴だったが、その実名制が仇となり、発信する情報がどこまで波及してしまうか、自分の発信する情報を見る人がどんな人で、見た人はどんなことを考えるのか、など、発信することへの恐怖感を抱くようになり、発言に重みのあるコミュニケーションに疲れてしまったからだ。

俗に言う、「SNS疲れ」だが、この問題を解消し、自由な発信を可能にするために、「匿名性」を強調したのがこのWhisperだ。

Whisperは、FacebookやTwitterでは打ち明けられない悩みをメッセージとして、近しいイメージの画像にメッセージをテキストとして、コラージュ画像を作成し、匿名で投稿できるアプリなのだが、この匿名制と、自分の作成したテキストに近い画像でイメージを具現化できることが非常に面白く、また、そのコラージュ画像に対して、更にコラージュ画像で返信できるなど、コミュニケーションがテキストだけでなく視覚化をして可能となり、これが匿名性だからか非常に盛り上がる。(※攻撃的なメッセージなども多くなってしまうのが難だが。。。。)

活用の方法さえ間違わなければコミュニケーションの手段として面白いのだが、モラルが欠如すると非常に低品質なコミュニケーションとなってしまうため、ちょっと怖い部分もある。。

 

▼Whisper

http://whisper.sh/

 

ひたすらモバイル重視

シリコンバレー発のサービスは、ラップトップでの利用よりもモバイルでの利用を前提に考えたWEBサービスが多いのも特徴だ。

その一例として、先程挙げたWhisperやUberが挙げられる。

Uberはタクシーの配車サービスだが、基本的には、iOSアプリ、Androidアプリが利用者のメイン。

先程のWhisperも同様だが、こうしたスマートフォンアプリでのサービス提供がメインとなるものが目立つのもシリコンバレーのサービスの特徴だ。

ラップトップPCからの利用ではなく、利用者のシチュエーションとして、サービスに触れる機会が多いモバイル端末での利用に合わせた商品開発により急成長を狙うというのは、通信環境が整っている現在では、消費機会に遭遇した際のチャンスを逃さないという意味合いで、判断としては正しいように感じる。

 

日本でもシリコンバレーのようなサービスは生まれないか

では、日本でシリコンバレーのような引き算のサービス、モバイル重視のサービスが生まれないかと言われれば、生まれないとは言えない。

 

ただ、その考え方が苦手なのが、日本人であり、その考え方ではサポートしてくれる環境が整っていないのが日本の環境なのかもしれない。

 

実際、自分が事業を営む側になって考えた時に、既存サービスからの引き算よりも既存サービスからの足し算の方が、機能が充実している!というサービス提供者側からのエゴだが、利用者が満足してくれるのではないかと何となく安心できる。

また、アプリだけで!というのも余程利用者数の見込みがあれば挑戦できるが、ダウンロードをしてもらわなければ利用してもらえないという環境から、なかなか挑戦しにくい。

 

この状況を打破して、兎に角利用するユーザーがどんな状態で活用するかを考えて、割りきったサービスを強気で提供できるようなシリコンバレーのサービスから感じる勢いが今の日本発のサービスには不足している点かもしれない。

技術はあるのに活かしきれない。割り切れない。

この環境を打開して、シリコンバレーを上回るようなスピードで成長するサービスが日本から発信されるようにできたら…

日本のWEBサービス業界ももっと盛り上がるのではないでしょうか。

 

 

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