転職サイト運営のエン・ジャパン連結売上高が前期比+27.7%と成長維持

転職サイト運営のエン・ジャパン連結売上高が前期比+27.7%と成長維持

エン・ジャパンの連結売上高が+27.7%成長

転職サイトを運営しているエン・ジャパンの連結売上高が+27.7%と高い成長率を記録。

求人ジャンルの成長が目立つ中、HR市場の老舗エン・ジャパンが堅調な成長を見せた。

HR-Techセグメント売上前期比+222.6%と爆発的な成長に

特に成長を見せたのはHR-Techセグメントで、この成長を後押ししたのはengageの成長だ。

その成長率は驚異の前期比+222.6%と猛烈な勢いで成長している。

広告宣伝費の先行投資の影響で4Qの営業利益こそマイナスに転じたものの、22.3月期は前期比で桁違いの成長を見せている。

engageの売上高と営業利益、利用社数の詳細は以下の通り。

有料利用社の大幅増により売上高が成長。

広告宣伝費を活用した成長のため多少痛みを伴うものではあるが、この積極的な投資は巨大なマーケットを刈り取りにいく上で勝負に出ており注目だ。

サービス開始以降順調に利用社数を伸ばしており、現在41.7万社が利用するサービスに。

公開求人数と有料求人数

求人数は95万件と成長ポテンシャルの高い事業になってきており、中でも有料求人数の前年比での増加率は5倍に成長。

95万件の求人情報のうち15万件が有料での掲載につながっており、全求人数の約15%が有料利用に転換できている。

転換率15%はこの事業体の中で非常に優秀な数値であり、広告宣伝費を活用して市場を作りにいく動きを見せている。

チャーンレートが低いビジネスモデルであることが予想されるため、この積極的な姿勢は求人市場全体が成長している中でも特に評価に値する数値だ。

エン・ジャパンの今後の戦略について

人口減少は間違いなくやってくる未来。

そして人口減少により生産年齢人口も当然減少することになる。

その中で他社との差別化を図り、売上を成長させていくためにはengageのように求人情報の「一次情報」を多く取り扱うことが他社との間でのアドバンテージとなる。

engageを通じて獲得したクライアントとのつながりを、いかに効率的なマネタイズにつなげていくか「成長の型」がうまくはまれば他事業への好材料にもなるため、ここからがエン・ジャパンの勝負所となることが予想される。

まとめ

既存事業と成長事業でうまくポートフォリオを組み、計画通りに推移させることができれば生産年齢人口の減少に抗い、売上高を今後も成長させ続けることができるようになるため、転職サイト市場では老舗といえるエン・ジャパンだが、今後も目が離せない。

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